前回に引き続き『いきものつながりアート展』より、松村しのぶさんの作品を恐竜・古生物関連を中心に何点か紹介。今回は文章は最小限に、その代わり画像ちょい多め&大きめで行きます。
メガテリウム
絶滅したオオナマケモノ。ゾウみたいな図体したナマケモノです。
セマルハコガメ
現生カメの孵化シーン。後ろに見えるのは甲冑魚のライノプテラスピス。
イボイノシシ
現生哺乳類。渋い。
ヘラジカ
現生哺乳類。あえて、角の成長とともに外側の"袋角"が向けかかっているという状態を再現している辺りが、実に松村さんらしい作品。
コエロフィシス
初期の肉食恐竜。サイズが大きく、非常に存在感がありました。
オオスズメバチ
日本一危険な野生動物と言われるスズメバチ(大・小)の抗争を再現した作品で、恐らく今回の作品展で最も殺伐とした作品でした。
ティラノサウルス
皆様ご存知の超有名肉食恐竜。私自身、一番思い入れのある恐竜ですが、文句のつけようのない、素晴らしい造形でした。
アーケオプテリクス
新作の始祖鳥。有名な化石のポーズをそのまま復元したもの。
ホホジロザメ
同じく新作。躍動感が素晴らしい、ド迫力の作品。
私は小さい頃から松村さんの作品のファンで、昔、松村さんが模型誌で連載されていた頃は、その数ページのためだけにその雑誌を購入していたものです。今回こうして沢山の作品を実際に拝見してみて、改めて、この人やっぱり凄いなあと思いました。幼稚な表現で申し訳ないのですが、「巧い」とか「リアル」とかじゃなくて「凄い」。"模型"じゃなくて"いきもの"なんですよね。現生動物だけでなく絶滅動物(古生物)まで、ちゃんとした"いきもの"になっている。これが本当に素晴らしいのです。
と言うわけで、二回に渡ってお送りしました『いきものつながりアート展』特集。お時間のある方にはぜひ見に行って頂きたい、ちょっと素敵な作品展ですよ!
(作品展の詳細や会場への行き方等は、
前回のエントリーを参照願います)