明日3月12日(土)よりディズニー/ピクサーの恐竜映画『
アーロと少年』(原題 "The Good Dinosaur")の公開が始まります。実は去る2月18日に私も同映画の試写会にご招待いただきまして、一足先に観賞してまいりました!

ディズニー/ピクサー『アーロと少年』(ウォルト・ディズニー・スタジオ "OSWALD THEATER"にて)
私自身、ディズニー/ピクサー映画の監督・プロデューサーとして長年活躍されているジョン・ラセター氏の物事の捉え方・考え方や仕事に対する姿勢に、非常に強く惹かれ、共感するものがあり、以前から氏の作品は勿論、ご自身のドキュメンタリーなども何回も観返していました。そんなこともあり、今回の”恐竜映画”の公開を一ファンとしてとても楽しみにしておりました。
そんな『アーロと少年』、実際に観賞して書きたい事は沢山あるものの、公開前ということでなかなか難しいところで…
各所で既に話題になっているビジュアルの美しさや、描かれる大自然の荘厳さは今更言うまでもなく、全編を通じて圧倒されっぱなしでした。ただ、個人的には、王道なストーリーの内に秘められた強いメッセージに、特に感じ入るものがありました。
この映画では、恐竜(=動物)と私達ヒトの立場・関係性が逆転しています。言葉を話し、独自の文化を持った恐竜と、一切言葉を持たない野生のままのヒト。何故、あえて両者の立ち位置を逆転させたのか?どうしてこの映画の題材に「恐竜」を選んだのか?表向きは少年(恐竜)の成長物語が主題だけど、果たして本当にそれだけなのだろうか?
そんなことを思いながら観させていただいたのですが…映画の終盤では(ボロボロ泣きながら…笑)それら全てに納得し、心底から打ちのめされている自分がいました。私たち人間が本来持たなければいけないはずの強さを、この世界の恐竜たちはちゃんと持っている…私はそのように感じました。
…と、これは私の本当に個人的な感想ではありますが、とにかく、映像・音楽の素晴らしさには、誰もが圧倒されること必至ですので、ご興味おありの方は是非足を運んでみてください!

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