今日(11月13日)は、
SHINZENさんと第2回『いきものつながりアート展』に行ってきました。
恐竜・古生物造形でも有名な松村しのぶさんも参加されてると伺い、大変楽しみにしていた作品展です。松村しのぶさんは、チョコエッグ・チョコQの"日本の動物シリーズ"や"ペット動物シリーズ"などの動物フィギュアを作られた方と言えば、ピンと来る方も多いのではないでしょうか。
DMによれば、テーマは「命はめぐる」。「独自のアートを展開する6人の作品から、『センス・オブ・ワンダー』を感じにいらしてください」という謳い文句の通り、6人の作家さん一人一人が、それぞれ全く異なる手法・視点で描き出す"いきもの"たちの姿が見どころ。なお今回掲載した写真はいずれも、展示のごく一部でしかありませんが、少しでも会場の雰囲気を感じていただければ幸いです。
鈴木勉さんによるバードカービング (=木製の鳥の彫刻)。鳥以外の作品もありました。以前から、「バードカービングは凄いよ!」と頻繁に聞いてはいたのですが、今回実際に拝見してみて納得。その精巧さは、直に見なければ伝わりません。
山村日和さんの作品は、なんとステンドグラス。"いきもの"をテーマにした芸術作品として、こういう表現手段もあったとは! 目からうろこです。電飾されたステンドグラスは純粋に美しく、会場でも一際華やかで目を引く一角でした。
写真家の中川雄三さんの作品。息子さんと二人で撮影された、息を呑むような一瞬を捉えた写真の数々。"ただの水溜り"に集まる動物たちを、ひたすら撮り続けたという一連の写真は圧巻でした。地面に降りて水を飲むフクロウなんて生まれてはじめて見ましたよ!
絵画と陶板画を出展されていた
大田黒摩利さん。暖かいタッチで、動物たちとそれを取り囲む豊かな自然を、生き生きと華やかに描いています。各月ごとにワンシーンずつ、12枚の絵で一年間の自然の移り変わりを描いたシリーズは特に印象的でした。
落合けいこさんの作品はぬいぐるみ。モチーフは鳥や熊から小動物まで実に多彩。そのいずれもが雰囲気満点のリアル志向でありながら、どこかユーモラスで可愛いらしいのは、ぬいぐるみならでは。木箱の中に再現された、匂いまで感じられそうな雑木林 (主役はヒキガエルとミミズ!)にはビックリです。
最後に松村しのぶさんのコーナー。今回の展示会用の新作数点を含む、新旧の作品がずらり。これほど沢山の松村さんの作品を直に拝見するのははじめて (この写真に写っているのは全体の1/5程度)。当ブログ的に最注目の恐竜・古生物関連のものも多く、松村さんの作品は別途特集したいと思います。
と言うわけで、『いきものつながりアート展』、かなりオススメです。それぞれの作家さんが、全く異なるメディアで見せてくれる"いきもの"たちの世界がとにかく魅力的で、非常に見ごたえのある作品展となっています。会期は22日までだそうですので、興味のある方はぜひ! 自分も、出来ればもう一度会場に足を運びたいと思っています。
第2回 『いきものつながりアート展』
2008年11/13 (木) ~ 11/22 (土)
10:00~18:00 入場無料
東京都品川区大崎 1-15-9
ミツムラ・アート・プラザ (03-3492-1181)
JR山手線/埼京線/りんかい線[大崎駅]より徒歩6分
*大崎駅から会場への地図 (クリックで拡大します)